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リウマチの診断             

・・・あいあいの見方・・・

 私の診断が出るまで物語   初期の検査値

 

 

関節リウマチの診断は、簡単にはいかないようです。

左右対称に炎症があるなど、関節リウマチ特有の症状があります。知られているものでは、血沈速度、CRP値、リウマチ因子の数値などが参考にされます。ただし、リウマチ因子がなくても、関節リウマチの診断はおりる場合があります。この3項目だけではなく、他にも目安にされる項目は多くあります。

 

リウマチ「みたい」なんだけど、という症状になやんでいられる方も、これといって決め手がなく、なかなか診断されないケースもあるようです。はっきりしないまま長引いて、その間に症状が進んでしまうこともあります。医者としても、はっきり決められないことがあるようです。

また、違う病気だったり、いろんな症状が重なっていた、というケースもあります。節々が痛いのにも、リウマチではなく、節炎(軟骨がやられる)もあります。

 

なかなか診断がつけてもらえなく不安に感じる場合、治療に不満な場合は、別の病院へ行くなど、さまざまな医師の目で見てもらうことをお勧めします。ただし、抗リウマチ剤が処方されるなど、いったん治療方針がきまったのなら、医者ジプシーになってはなりません。3ヶ月は続けましょう。が、不満、不信があるときは、積極的に動かれることも大切です。必要以上に焦る必要はありませんが、時間を失わない方がいいでしょう。初診料があったり、紹介状の必要、また、今までの医師に遠慮があるなど、決め難いかもしれませんが、迷って立ち止まるよりは、前向きに行動される方がよいと思うのです。ただ、それまでの過程をきちんと記録しておく必要があります。

 

まだ医者へ診せていない方へ

「病気かもしれない、関節リウマチかもしれない」と悩んでいる間に、時間はたちます。しかも悩んで日々を送っていたらストレスが溜まります。リウマチは喜びます。病気でもそうでなくても、どのみち快方へは向かいません。結果が怖い、真実がこわいという臆病なところは誰にでもあることでしょう。結果を知りたくないということもありましょう。それだけ、治療開始の時期を逃すことになります。でも、迷って人に相談してさらに惑わされるより、勇気を出して専門家に相談に行きましょう

 

共通の症状はあれど、本当に、一人一人の顔が違うように症状が違います。よって、薬も違います。あいあいのサイトでは、あんまり詳しいことには触れないことにしてありますので、ぜひ、上手に説明してある他のリウマチサイトを探してみてください。あせって掲示板でいきなり質問する前に、きっと、たくさん答えが見つかります。

 

では、お時間のある方は次へどうぞ。

 

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私の診断が出るまでものがたり

出産後、まず必要になった薬は、精神安定剤だった。なにせ、手が痛くて何もできない。私は主婦も母も失格だわ、とおちこむならかわいいものであるが、私はすっかりヒステリーになっていた。連れ合いがやってくれる家事では満足できないからだ。慣れないことをやってくれているので、文句を言うわけにもいかない。マタニティブルーでは決してない。世話ができない分、かわいがった。(赤ん坊って寝てるだけじゃん)

私はすっかりやせこけていた。妊娠中、体重がほとんど横ばいだったのだ。妊娠前はたぶん47キロくらい、出産近くに50キロを少し越しただけ。つわりらしいつわりもなかった。赤子が出てきたら母親は幸せそうな顔してよろしいものだが、写真の私は頬がこけ、不安げな顔である。

精神科医に会いに行った。友人の間では、困ったときの大明神と人気である。予想はしていたが、断乳して薬を飲め、と言われた。わかるが、気もちは引いた。体がしんどいのと、仕事に戻りたいので、授乳は3ヶ月くらいで切り上げるつもりでいたが、他人に言われるとなあ。

出産入院から自宅へ戻り、割と間もなくのことだったと思う。早朝の授乳を終えると、決まって寒気がするようになった。わずかな熱があった。育児雑誌を読んでいると、そういうこともあるそうなので、そういうことか、と思ってたいして気にしていなかった。それに、5月とは言え、その年はまだ寒くて、外へ行くときは冬のコートだった。布団にもぐりこみ、湯を飲んでガタガタし、ひと汗かくと落ち着く日が続いた。

ある日、冷えると痛い、と思った。突然、子供の頃読んだ、小公女セーラの終幕あたりを思い出していた。「公園のりんご売りのおばあさんには、小さいストーブを贈ろう。寒いとリウマチが痛いと言っていたから」再びお金持ちになったセーラが立ち去る時、言ったのだ。

ああ、私はリウマチだ。リウマチがどんな病気か知らないが、確信していた。

本当にセーラの話だったかどうか、もとの本は実家にあるが、交通費が高いので確かめには行っていない。テレビアニメではこの場面はなかった。(フランスでもやっているのだ。DVDもある。プランセス・サラ、主題歌がなかなかすごい)

近所のリウマチ科に予約を入れたら、1ヶ月先だった。泣いた。高級そうな医者にすれば、もっと早く予約がとれたかもしれないが、そんなことを考える余裕はなかった。その間待ちきれず、ひとに勧められた一般医にも行ってみた。すぐ「リウマチです。」と言われた。ただし、この医者の出した薬は、ぜーんぜん効かなかった。そして、食事療法の話までされ、ついその気になった私は、時間と体重を失った。

やっと専門医にたどり着く。陽気なじいさんそのものの先生は「おお、これは、立派な関節リウマチじゃよ、おほほ」と、にこやかにすぐさま判断を下された。それくらい、手が腫れていたのだ。本人はいたいことばかり気になって、腫れているとは思っていなかったらしい。毎日腫れているから、気がつかないのだ。普通気付く。

血液検査を追加すると、リウマチ反応はないのだ。その代わり、抗核抗体が反応した。めでたく私も正式なリウマチ患者となった。

リウマチ用語の日仏辞典というものは持ってないので、おそらく、抗核抗体だと思う。アンチは抗であろうし、「核」爆弾に出てくる単語が入っているので、核、という意味だろう・・・。

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1998年7月 フランスでの検査、平均値

 

初めての検査

7月

血沈:1時間目97mm(通常値0−10)、2時間目122mm (通常値5−16)

CRP:56mg/L (通常値・・・この頃は、4mg以下)

 

:ステロイド5mg。(すぐ効いた!)プラス痛み止め。

サラゾピリン2錠から始め、4錠へ。尿は黄色くなるが、副作用なし。

 

8月

血沈:1時間目49mm,2時間目73mm

CRP:21mg

 

9月

血沈:1時間目13mm,2時間目37mm

anti-SSA あり(SSAとは?知らぬ・・・)

 

順調に値がおちついている。出産後2ヵ月半で断乳。

で、精神安定剤は飲まなかった。飲めばよかった。

あの頃のヒステリーで、リウマチが加速したかもしれない。

 

もっと詳しく知りたい方は、他のサイトも尋ねてみてくださいね。

RA CITYなどいかがですか?

 

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蛇足ながら、2004年9月現在の状況

 

血沈速度・・・通常値

薬・・・ ステロイド10mg・メトトレクサート 15mg

カフェイン系痛み止め随時(一日2−3)・Humira(抗TNF

 

気付くこと・・・生理前や、排卵期頃に、なんとなく疲れる気がする、痛みが増す気がする。こわばりはないが、朝早くに出歩くのはやっぱりしんどい。(たんに年かな?)ちょっと、膝がへんです。でも階段で痛いのではなく、横になっていても突然つるような感覚なので、よくわかりません       

 

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