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リウマチって?

リウマチの診断

寛解・かんかい

 

 

リウマチって?

・・・あいあいの見方・・・

 

 

正式には関節リウマチと呼ばれています。少し前まで、慢性関節リウマチと呼ばれていました。

 

本当は、他所で上手に詳しく説明されておられる方が多いので省略しようかと思いましたが、省略したらわけがわからないという、リウマチ初心者、素人さんもおられましょう。では、そういう方に大いにリウマチファンになっていただき、味方となって応援していただきたく、できるだけ私の見方で、簡単に記述を試みます。無理だよ

 

だいたい、なにを指してリウマチと読んでいるのでしょう?体の節々が痛いってことですか?筋肉痛ではないはずですね。リウマチは、誤解の多い“ぼんやりした病気”です。これは、関節リウマチをはじめ、いろんな種類の関節痛の病気を「リウマチ」という名の中にまとめて呼んでいるからみたいです。やっぱり「おばあちゃんがリウマチで」、というのがしっくり来ますね。おじいちゃんがリウマチで、より、何故か似合います。だから、女性のお年寄りの病気かと思います。が、「うちの3歳の子供が若年性関節リウマチで」という場合があるのです。中学生、高校生、「私は関節リウマチだから、体育ができない」というケースがあるのです。担任の先生、しっかり勉強なさってくださいな!

 

リウマチの中の「関節リウマチ」は、膠原病です。免疫異常です。だそうです。関節に炎症が出ますが、要は、炎症は全身の症状です。体中が燃えていて、外へ症状をあらわせる弱い関節を狙って、噴火のごとく吹き出てくる、とでも言いましょうか。(いいのかな、こんなこと書いて)全ての関節がやられるわけではありませんが、可能性はあります。数箇所の関節に症状があっても、全身の炎症が隠れているのですから、漠然と言う「リウマチ」も痛いでしょうが、「関節リウマチ」は治療内容がちがうのです。では膠原病の説明をせよ、と言われても、できんのですが・・・えーネットでお探し下さい・・・

では

 

 

関節リウマチと、関節炎は違う・・・関節リウマチは「滑膜」の炎症、関節炎は「軟骨」がやられる

関節リウマチ・・・免疫異常の膠原病

炎症・骨の変形・・・滑膜の炎症が、軟骨を壊す

 

ちょっとご注意・・・正しい治療 

どの医者へ行けばいいのか? 

 

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関節リウマチと、関節炎は違う。

・・・関節リウマチは「滑膜」に炎症が出る。

 

温泉行っても治らんよ〜。私の場合、温泉に行ったら、熱かったせいか、手が痛くなってしまった。くやしい。温泉入ってのんびりしたい。幸か不幸か、フランスでは入りたくなるような温泉もないから・・・ちょうどいいやあ・・・ぐすん。

 

リウマチ科へ行くと、痛風の患者さんと、関節炎のある患者さんと、隣り合うかもしれない。そりゃ、痛いのは一緒だからねえ。まとめてリウマチって呼ばれてしまうが、その先の分類の仕方は、病気の出方、ということらしい。

繰り返すが、関節炎は、軟骨の問題で、関節リウマチの場合、「滑膜に炎症」だ。で、滑膜って何なんだ。それは、骨と骨のつなぎ目(つまり関節ですね)の動きをよくするための潤滑油の役目をしているもの。だそうだ。袋に入っているのだが、関節リウマチの場合そいつが炎症を起こし、腫れる。そのしくみはわかっているが、原因は・・・わからない

ところで筒井康隆氏の、関節話法という小説があります。痛くない患者さん、怖いもの知らずの患者さんは、読んでみましょう。痛い話です。気が弱っている方には、絶対お勧めしません。

 

原因はわからずとも、炎症を起こすしくみは多少わかってきている。免疫の働きが、狂うからのだ。そうである。

患者さんにも、患者ではない方にも、リウマチと関節リウマチ、ぜひ区別を付けていただきたい。

 

リウマチという名は、体の節々が痛い症状にまとめて使われてきたそうで、そのため、21世紀の今も関節炎とかとごっちゃになって、誤解があるのだ。そういえば、昔の偉人で「晩年はリウマチに悩まされた」と言う記述を見かけるのは、たいてい老年の男性である。実際には関節リウマチではなく、節々が痛かったのかもしれない、と私は勝手に想像している。昔の偉人の女性は少ないですからね。(いたとしても、男性に負けるけん、話に残らん)

本当に関節リウマチだったのは、画家のルノワールである。

 

「リウマチに効く湯」が効かないのは、子宝の湯が妊娠させてくれないようなものである。失礼。そんなものがあったらたいへんだ。

 

まとめてみよう。

 

関節炎       「軟骨」が、年や、過度の使用の為(スポーツなど)、磨り減る。

骨どおしが触って、痛みを感じる。

関節リウマチ   関節を囲む潤滑液滑膜」が、炎症をおこし、異常に増殖する。

 

関節リウマチは膠原病のひとつで、薬で調節する必要がある。薬ってのはたいてい「よくなるまでのむ」ものだが、関節リウマチの場合、常にできるだけ症状を押さえ込むのが目的なので、たいてい一生の付き合いだ。関節リウマチではない「リウマチ」(関節が痛む)の患者さんも、お互いにがんばりましょう。

 

やっぱりつけたしておくと、朝の全身のこわばり、左右対称に腫れ(とも限らないが、複数の関節が痛い)、痛みがある、疲れを感じる・・・などが、関節リウマチの症状すなわち注意信号です。

 

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関節リウマチは治らない

不治の病である。不死の病ではない。いや、基本的に、直接死に至る病気ではない。美人が多いという噂が聞かれる。もちろん男性にも出る病気である。ただ、治る少数派の患者さんもある。オメデトー!!

治ることもないではない、という方があっている。つまりは「一過性」だったからだ。とはいえ、5年後に再発ということもあるので、言い切るのはどうしたものか。見張りは必要である。

 

全く嫌な事を言い切るもんだ、あいあいは。私は治してみせる、という方もあるでしょう。

私は治るとは思わない。でも、治す薬ができる日は、きっと来る、と思いたい。思っている。といいな。

ただ、治らないもの、と思って治療を始める方が、とりあえずの将来のためだと思う。切れば治る?盲腸や、菌が勢いを失えばおさまる病気ではない、ということなのである。リウマチが、切ってなくなるもんだったらなあ・・・・。

 

何を言ってるかよくわからーん、と、不満、不安のある方は

治らないということ・・・にお立ち寄り下さい。

 

関節リウマチは年に関係ない。データでは、30−40代の女性に発病多しとある。キャリアの途中だったり、主婦、子育て中。女ざかり、真っ盛り。ショックは大きい。

そして、幼児もなる。これは、若年性リウマチと呼ばれている。苦しみは私たちと同じだろうか。学校生活で苦しんだ方は多いだろう。親御さんのきもちも忘れないでおきたい。

整形外科の医者が「リウマチなんて、若いのに」と発言するのは、とんでもないことである。顔を洗ってでも、ふんどしを締めなおしてでも出直していただきたいものだ。しても仕方ないけど。だって、普通の人ならともかく。

 

なぜか、「若くして」病気になると、「年でもないのに」怠けているのか、恥ずかしい、といわれる傾向があるようだ。なぜ若くて病気になってはいけないのだろうか。若者は働いて、年金をまかなえ、ということだろうか。年なら病気のひとつふたつもして仕事しないのも当たり前だが、若いとそれが許されないのはどういうことだろうか。独身だったら結婚はどうするの、などと、さらに焦ったりする。婚約破棄にでもなりかねない勢いだ。なんでやねん。人間誰だって、いつだって、病気になるもんだ。

 

関節リウマチは膠原病である。

私は膠原病の説明ができない。ウイルスが原因で体調をくずすのではなく、体の中が不調である。もともと病気のもとが体のどこかに隠れていて、何かの条件がそろったとき、吹き出て病気になってしまう、といっていいのかな?きっかけがなければ、無事に一生を平和に過ごしたかもしれない。「どこが」「どう」原因なのかわかっていないため、昔からいまだに解決法がみつからない病気?駄目かな。さらに、つまりは、

 

関節リウマチは自分をいぢめる

人間には、外から入ってくるウイルスをやっつける為、抗体という働くおじさんがいる。関節リウマチになると、この働くおじさんたちは、自分が住み込んでいる私たちのことを敵だと思い込み、私に攻撃を仕掛けるのである。他人にはうつらないからサドではないが、マゾな病気である。免疫異常という。

 

この自身への攻撃が進むと、炎症という形で体に反応が出る。炎症と腫れが、滑膜に・・・。もういい?

 

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炎症・骨の変形

腫れが進むと、その間に骨が変形していくかもしれない。

骨自体が腫れるわけではない。と思ったが・・・

 

滑膜(またか)についてであるが、関節のすべりをよくするための、この骨の周りの潤滑液が入った袋(滑膜)というのを私、実は見たことがない。まあ、2本の骨(指の関節など)のつなぎ目にこれがあるわけだ。関節は体のいたるところにあるから、これもそこらじゅうにあるわけだ。

炎症が起きると、その滑膜の細胞がやたら増殖する。すると、すべりが悪くなり、関節の動きは悪くなる。その液の中の働く抗体おじさんたちは、おじさんらしいカン違いの大活躍を続け、軟骨の隙間に入り込み、軟骨をエサにし始める。そうして、骨が蝕まれて、変形していく。その影響で、腱がずれたり、変形した骨にこすれて、腱が切れたりする。

私の場合、手首の動きをつかさどっているという多くの小骨たちが、こうして音もなくくっついていったのだった。

サイテ〜

 

関節の数だけ、病気は出所を狙っている。かもしれない。指、手、手首、膝、股関節、肘、肩、足のほか、あごや首もやられる可能性があるという。不死の病と書いたが、もし首の骨がずれてきたら、神経を圧迫し、それで脳に影響を与える可能性はあるので、真面目に治療をせねばならない。また、他の膠原病を併発している場合もあり、治療がややこしくなる。悪性関節リウマチと呼ばれる深刻なものは、これのみ、難病指定されている。名前が似ているものの、関節リウマチとは、また格段に症状の重い、ややこしい違った病気・・・と思っておいてもいいかもしれない。間違ったことを書いてはいけないので、詳しくは、難病についてのサイトをご覧下さい。

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治療の目的・寛解 

 

治らない病気なので、治療病気の進行を遅らせる、ブレーキをかける。というのが目的である。

 

1.症状「炎症」を抑えて、(炎症止め、同時に痛み止めに通じる)

2.進行を出来るだけ、抑える(抗リウマチ剤)

 

詳しい続きは、治療と副作用、および寛解へどうぞ。

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どの医者へ行けばいいのか?

 

まずは、専門病院へお出かけ下さい。「リウマチ認定医」が、関節リウマチの知識ある専門家。「リウマチ登録医」は必ずしも専門家ではない、ということです。本を写しました。ただ、内科の場合と整形外科の場合があり、関西、関東でも傾向が違うという噂です。(フランスでは、きっちりリウマチ科という名です。)リウマチネットでまず研究されるのもいいと思います。

 

さて、初期症状が出て、リウマチかもしれない、と思う方は、何はともあれ、病院へでかけ、治療を始め、ある期間は治療を続けてください。すぐに効き目が感じられないということも多いようです。1ヶ月で改良できるものではないし、3ヶ月たたないと効き目が出ているかどうかわからない薬(抗リウマチ剤)が多いのです。月日がたっても改良されない場合、薬が合わない、その薬に病気のタイプが反応しない、薬と病気の相性が悪い、薬にきらわれている、薬の根性が悪い、と言うことも考えられますから、違う薬を試す必要もあります。菌が原因ではありませんから、風邪薬のようなわけにはいきません。ただし、痛み止めがいうことを聞かないという場合は、早めに薬を変えてもらうことをお勧めします。炎症が原因で痛いのですから、痛みを我慢するのは、炎症を放っておくことにつながります。すると、炎症が進む可能性が出てきます我慢は日本の美徳ですが、この際我慢してはなりません。日本人離れしましょう。最初の23年の間に病状が進む、というデータもありますので、お気をつけて。

 

民間の「リウマチが治った」食べ物に心いかれることもあるでしょう。治った、と言う人の噂も聞くでしょう。でも、何食べてても、治るものはひとりでに治るし、治らないものは治らない。(つまり一過性だった)関節リウマチは今のところ、そういう病気のようです。

症状の出始めの軽いうちに、重い薬を避けたいと東洋医学を試すこともあるかもしれません。何か変化があるかもしれませんが、その間に、根本に働きかける薬の出番がないために、病状がどんどん進む可能性も大きいのです。

 

ちょっとご注意民間療法

 

フランスでのリウマチの分類が日本と同じかどうかは、わかりません。

関節リウマチにあたるのは Polyarthrite Rhumatoideです。日本ではRAですが、こちらはPRです。Aは、artheriteでしょうか?(英語にチンぷんかんぷーん)

詳しく?は、リウマチ仏語無駄知識へどうぞ。

 

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