リハビリと手術

リハビリ後日談2

リハビリ雑話

手術前後の写真

ギブスの写真

 

リハビリ雑話   手の変形と、腱への瞑想  2005年8月

 

最後の手術から、もう一年近くになる。まだ、リハビリは続いている。5月に手術医にあってから、指を曲げる為のギブスをつくれ、と指定された。それは、リハビリ師がちょうどギブスを作る会社を立ち上げている所だったので、彼がたいへん苦労して作ってくれた。今は夏、まだリハビリは続く。

 

手のリハビリにはいろんな人が来る。事故った人はもちろん、女性では、手根神経のため手術する人も多いらしい。火傷の跡のあるひともある。私は近所で楽だが、遠くから通ってくる人も多いらしい。

 

私のリハビリ師さんは、新しく会社を作ったりと、やる気満々だが、どうも、引越しするといううわさがある。それで、私はまた里子に出されてしまい、一番古株らしい人にバトンタッチされた。彼の方が手厳しい。でも、私は何となくベテランが好きだ。

 

リハビリ師は、ものすごく忙しい。自宅へ行く出張もあるそうだが、往復にかかる時間の手当てが、馬鹿馬鹿しくなる安さ。開業場所でも、こなすのが大変なのだから、できるだけ断っているようだ。素晴らしい仕事なのに、どうして、安い給料なのか・・・現在では、彼らに限らず、全ての医療関係者が同じ運命にあり、後継者が減ることが危ぶまれている。

 

さて、私の手。伸びる方は、まあ、いいのだ。でも、グーはできない。指だけ曲がるのだが、手の平の上の関節が、たいして曲がらないのだ。腱をとられたひとさし指も、中指も突っ張っている。「伸ばす為に、ピーンと腱を張った」ので、曲げ難いのである。曲げやすかったら、伸びなくなる、という。小指は、たぶん、もう普通の人のようには曲がらない。小指の為のギブスかと思っていたが、私を含め、リハビリ師ふたりが匙を投げている。もちろん、慣れというものは便利なもので、大して気にならない。・・・なんだか、ひっかりやすくて怖い思いをするほかは。パソコンのキーだって、ちゃんと小指だけでもたたけるといえば、たたける。あまり出番はないけれど。ピアノを弾く分にも困らない。

 

去年の夏の思い出。腱が切れたとわかる前に、私は何をしていたか? ペンキ塗りほかをしていた。腕に、電気が走るような感じがした、というのは私一人のたわごとではないらしいので、腱がきれていない時点で、こういうことがあったら、ご用心あれ。(何を、どう用心するのよ?) 

2005年の夏はギブスはないが、先日本の整頓をしていたら、左手に一気に倒れてきた。どうも、その後数日してから、手がちりちりしたりするのである。

だから、突然、お休みようギブスと、活動用ギブスをつけているのである。ううう、だいじょうぶなんだろうか・・・

 

おくればせながら、掲載しました写真もご参考下さい。

 

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