あいあいの・・・

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失敗話〜私はコレで時間を失いマシタ

 

私は、リウマチと知る前に、指で鍼並みのマッサージをしてしまう、という医者に通っていた。基本は「気を腹に正しく収める」というので、私も言われた食事制限を実行したし、落ち着く感じはしたので、何年間も出かけていた。しかし、「手が痛い」と、治療してもらっていた。そのまま月日がたった。別に西洋医学を否定している人ではなかったので、あのとき、リウマチかも、とひとこと言ってもらえていたら・・・・とも思うのであった。

 

蛇足ながら、気は腹にあるのが正しい。上がると「気が登って」機嫌が悪くなり、頭にくる。体調も崩れるのだ。まったく一理はあるのだ。難点は、簡単に、気が腹におさまってくれないこと。頭に上げて、「頭に来る」のは簡単なのだが。病は気から、というのは、気の位置が悪くバランスが崩れる、ということだろう。リラクゼーションは西洋物だが、できるだけ気をおちつけることかもしれない、と解釈している。

 

もし漢方など他の薬でメリットがあるとすれば、体全体のほかの症状が落ち着くことかもしれない。便秘が収まるとか。しかし、リウマチの症状は特殊な炎症なのだから、治まっていかない。

 

私がひとつ、試してしまったことがある。食事療法だ。(かなり意味がなかったので真似しないことを願う)リウマチを抑える為に、穀物類、とうもろこし製品、乳製品を取らない、というアメリカから来たものだ。米は食べて良い。パン、パスタなど、小麦ベースのものを食べない、というものだった。実はこれは、日本にいたら、どうってことなく実行でき、栄養に影響はあまりない。ゴハンを食べ、魚を食べていれば、カルシウムも取れるではないか。

私の場合、干し魚を買う余裕はなかった。フランスでは高いのだ。乳製品はどのみちあまり好きではないのだが、そうすると、カルシウム取得の道は断たれる。フランスはチーズの国である。(水を飲む手もあるが、いくらほど飲んだものか・・・・)

これは、リウマチ専門医にあう前に診察した一般医が勧めてきたものだった。「参考までに」とは言われても、そそられるではないか。が、出産後だったため、私は痩せた。普通は喜ぶべきだが、私は、妊娠中に3キロくらいしか増えなかったのだ。つまり痩せたのだ。頬がこけた。おまけに、この一般医の出した薬は、まったく効かなかったな。

関節リウマチの診断は下ったけれどね。

 

後に、アレルギー性リウマチというのがあると知った。知人のベーシストに、いた。リウマチ症状が、チーズを食べると出るのだ。信じられないような話だが、原因がわかってよかった。でなければ失業である。しかし、フランス人がチーズを断つのはつらいだろうなあ。

というわけで、上記の食事療法は、アレルギー性リウマチに効くだけではないのか、と疑っている。実際そうらしい。

 

なお、前出のマッサージの先生に言われた制限は

刺激物をとらない(カレー、にんにく、こしょう、からし、とうがらし、しょうが、マスタードなど、ぴりぴりもの、たまねぎ、ピーマン)

禁酒(私はもともと弱い。ビール2杯で吐いたことがある)

禁煙(自分の体を焦がすのは止めよう)

一部の肉(羊など)を食べない

揚げ物を食べない。(のはつらいので、さめてから食べる)

冷たいものを飲み食いしない

鶏肉、卵を食べ過ぎない(というのは、癌のもとが鳥の体内にあるというのである。人間にとっては、だが。)

 

もっとも、患者全員に同じことは言わない。各自、禁止されるものが違うし、禁止のない人もある。あたくしの場合、もともと体が弱めのお嬢さんなので、「健康に良い」といわれるにんにくにも負けてしまうから、やめとけ、というわけだった。

 

この医者に行くようになったのは、中華を食べに行くと体がしびれて力が抜けるということが続いたせいだった。好きなんだ、あの赤いソース・・・味噌汁やうどんを赤くするほど、からいものは大好きだったのだ。まあ、あまり困るダイエットでもないから実行した。確かに調子はよくなったのである。また、玉ねぎやピーマン、にんにくを食べるとげっぷが出るから、これが体に合わないってことだろうな、と思っている。香りを出せるものはいくらでもあるから、からいものがなくても何とかなる。

 

酒に関しては、間違いで一滴入ったり、煮込みの浅いワイン入り料理、知人おとくいのチーズフォンデュを食べると、過敏に反応することになる。(何種ものチーズと、キールとか、お酒がたっぷり・・・・美味しいです。)煙は、声がすぐ嗄れるので、逃げて回る。しかも気分が悪くなる。

結果、10年分、年をとったが、十年前より健康である。この制限は、体に負担をかけないというのがわかるので、守っている。刺激物と、にんにくを禁止された韓国人の患者は来なくなったそうだ。

 

揚げ物、冷たいものは、異様に体温とかけ離れたものが良くない、ということだろう。揚げ物は、あつあつがおいしいんだけどさー、さめても美味しいしー、あぶらくさくなるから、どっちにしてもじぶんではつくんないんだけどおー、みそかつなんかあ、食べたくなったりしてええー・・・・てんむすとかあ・・・あ、お里がばれる。油で揚げるということは、たしかに、食べ物をじわじわあつーくしていく調理で、いかにも熱が食べ物にこもっている、というのがわかる熱さであるし、すぐ冷めはしない。食べ物が興奮しているようだ。だから、その興奮を避けたほうがいいのかもしれない。で、冷めてから食べている。

冷たいものは、アイスクリームはきらいではないが、小さい頃からすぐ頭痛がするたちだったから、あ、そうか、と、あっさり食べなくなった。これも、自然界にあまり存在しない冷たさが、体を冷やすってことで。

 

残りの不思議は、牛肉などの「すじ付の安い肉が良い」という。わからないけれど。自分の病気と同じ所を食べちゃうわけか。そして、魚は大変良いがいか、たこ、貝などの海産物などはダメといわれた。想像してみると、あいつらそういえば、骨のなりそこない的なものでできてるな・・・ううむ・・・もともと大好きでもないから、食べないけれど。

 

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