メッセージ

 女性へ、男性へ 

すきなことしようよ 

だれのせいでもない   

これから

 

治らないということ

 

おたよりください

 

 

 

これから(そんな題名の文学作品があったかな)

 

 

1.我々は病人である

2.我々は、その前に女性である。

3.我々は、それ以前に人間である。

 

(あっすいません、男性の患者さんもおられます!!!)

 

 

関節リウマチは、いろんな年齢で発症する。幼児から15歳までは、若年性リウマチと呼ばれる。暴れるのが当たり前な幼児が、体が痛くて動けない。体育の授業に参加できない小学生。受験に悩む中学生。この体で、高校へ通えるのか?勉強も体が痛くてはかどらない。鉛筆がもてない。思春期。周りの目は冷たい。どうして病人に理解がないのか。完全に勘違いして病気に理解がなく、根性!とカツを入れるようなあほな先生だって存在する。無理をして、炎症がひどくなり、変形が進む。

 

学歴をつけるチャンスがあった人は、次のハードルだ。就職はどうすればいいのだ?変形のため、すでに公的に障害者と認定されている人もいる。それがチャンスにつながり職が見つかる人もいる。あるいは病気のため、求職の時点で、履歴書ではねられる。(何故、病気という個人的な、プライベートなことを履歴に書かねばならないのだ?)病気が進み、やむを得ずハードな職場を離れる人もいる。次はどうしたら良い?

 

治療には費用が必要だ。関節リウマチ患者の中にも、フリーターは、いる。定収入はなくても、治療は続けた方が、痛くない。助けてくれる家族がいなかったり、自力で暮らしていかねばならない患者だって多いだろう。一人暮らしの方も多かろう。いい治療法が日本で始まっても手が出ない。手術したくとも費用がない。

金がないやつは死ね、というのはアメリカの話かと思っていたが、(実話)日本もそうだったわけだ。

どこへ行けばいいのだ?

 

恋愛は?セックスは?結婚は?関節リウマチ持ちで、できるのか?

それとも、ひとりで颯爽と生きていくのか?関節リウマチ持ちで、できるのか?

妊娠は、出産は、子育ては?離婚は?老後は?

 

 

人生の問題は、一見健康な人にも共通である。上に書いたような問題は、きっとなんとか解決法が見つかると信じたい。関節リウマチ患者には、病気のために悩みが倍増する。悩みの内容は同じだ。が、重い。

重い・・・と言って引き下がるのはえらいかんたんなので、敢えて、能天気なことを付しておく。余り元気ではない人は読まないで下さい。

 

それは、リウマチも自分の一部だ、と思っていく方法だ。個性のひとつと思うことだ。この世の中に、近眼が「病気」ではなく、普段のものになっているように、リウマチとも何気なくつきあっていくのだ。世の中には、癌とおつきあいしている人、肝臓病と同居している人、アトピーと暮らしている子供、といろいろだ。心理病科のお薬と付き合っている人もあるし、一生暗闇と付き合っていく人もいる。

 

我々は特別だ。我々は特別ではない。我々は普通の人だ。誰にも悩みがある。人間だからだ。

 

(そんな歌があったのね〜 we are alive だって 悩んでる〜)

 

「下」を見てわが身に元気を与えるのは、昔のエタ、ヒニンのようで、余りいいものではない。だが、世の中にややこやしい病気とともに生きている人はゴマンといるだろう。病人でもにこやかな人は、憎らしいほど、にこやかだ。では、どうしたら、自分もにこやかに生きられるのか、秘密を盗んでみたいものだ。自分や人に八つ当たりして生きていくよりは、気分がいいのではないだろうかああ、ケティ物語・・・だったかな?

 

私がこんなことを書いているのは、現在比較的順調だからである。この先、不調が来たら、自分の書いたことに腹が立って、読まないことも予想できる。見直して、元気になる余裕があるかどうか。わからない。

 

たまたま、人生を共にする人が見つからない人もあるだろう。

リウマチのせいかもしれない。そうではないかもしれない。

リウマチのない人にも、そんな人はたくさんいる。

 

でも、今、結婚や出産、人生の変化を願っている人には、あきらめないで欲しい。結婚は、一生を共にする、つまりは毎日の、普段の生活を同じくする作業だ。愛と覚悟が必要だ。共同生活を、50年同じ人とする覚悟だ。夫婦の義務の共同作業もございます。たいへんだが、おもしろいことだ。人生のスリルである。希望するなら新しい一歩は、踏み出したほうがおもしろい。離婚になってもいいではないか。そういうつもりで結婚するわけではないが、それはそれで、また次の一歩だ。

 

出会いさえ難しい現在、結婚の悩みは、敢えて言えば、普通の人の結婚の悩みと、余り違いはないのだ。私はこういう人間なんだけど、あなた一緒に暮らしてくれます?一緒に暮らして行けます?私髪が黒くて、器用で、えーと、まあ、ちょっとリウマチ付いてますけどー

 

出産については、妊娠前から持病がわかっているのだから、逆に産後の治療は時間を失うことがなく、適切な処置が期待できるのではないかと思う。妊娠前、妊娠中より、その後の人生の方が長い。薬への不安があるかもしれないが、実際、治療しながら出産されている方は多い。私は出産後に「来た」ので、その悩みはわからないが、応援してます。

 

 妊娠と薬

 

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結婚したい人は、決める前に相手をよーーーーーーーーーーくみて。よーーーーーーーーく。

 

 

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