ジョニー・デップを語るページ

 

私ごときが語っていいものか疑問はありますが、とにかく魅了されてしまったので、話し出すと、きりがないのです。

が、いざ書こうとすると、緊張して筆が・・・キーが鈍るのであった。

 

 

ウォンカ工場長との出会い映画「チャーリーとチョコレート工場」

〜ジョニー・デップ発見記〜

 

えいがのかわりにDVD

 

「チャーリーとチョコレート工場」ですっかりジョニー・デップとその声が気に入ってしまった私は、まず一冊の本を買いました。本当は本人の写真集が欲しかったのですが、みつからない。有名大型書店へ行ったのですが、探し方が悪いのでしょうか、ないのでしょうか。

・・・たぶん、専門書店へ行かないと、あかんのです。ここは、日本じゃない・・・

仕方なく、ネットで写真めぐりをしました。ああ、インターネットって便利、とつくづく思ったものです。それにしても、予想した本人の素顔は見えず。気に入らない顔の写真も多し、不思議な俳優だなあ、と困惑しました。

 

さて、この本には2001年までの彼の主な出演作品が、写真入りで載っています。その本をまず研究し、それからピックアップして、同じ店の戻ってDVDを見て回りました。みつからないDVDもあるので、気になったものから買えるわけではありません。写真から判断して、「これを見たらきっと、ウォンカ工場長に出会えそうだ」・・・と思ったのはエド・ウッド、シザーマンなどでした。偶然ですが、どちらもティム・バートン監督です。ほんとに、偶然なのです。

 

デッドマン、第9の扉などは「今週のお買い得DVD」でしたが、これらで始めるのもなんだか普通過ぎる・・・結局、最初に買ったのは「これじゃ、一体誰だかわからない。ジョニー・デップのファンだって、わからないじゃないか」と思った、邦題「ラスベガスをやっつけろ」でした。邦題も何とかならんもんかな。仏蘭西語の題も“ラスベガス・パラノ”(パラノイアですが・・・。同時に買った「ショコラ」は、10ユーロ期間で、普通そうだな、と思い、私には実際、そのとおりでした。しかし、ウォンカ工場長には出会えない!あの声が聞けない!どういうことなの!?

 

チャーリーとチョコレート工場を見に、映画館に6回通ううちに、もちろん、全作品(できるだけ)買うつもりは出来ていました。連れ合いも、たちまちジョニー・デップの魅力に賛成してくれたので、大手を振ってDVD予算が作られました。うそです。

あの声が聞けても、聞けなくても、正々堂々、出来るだけ、集めていきます。テレビシリーズは・・・最後でいいかな・・・

 

というわけで、見た順に感想など書いてみます。

 

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1.ラスベガスをやっつけろ!

2.ショコラ

3.ドンファン

4.カリブの海賊

.フロム・ヘル

6.ブロウ

7エド・ウッド

7.スリーピー・ホロー

8.シザーマン

9.ギルバート・グレイプ

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足りない作品(2005年11月現在) ★優先にほしい

 

第9の扉(ベートーベンじゃない・・・)

耳に残るは君の声(えらくしぶい七五調の邦題ですねえ)

夜の降りる前に

★ふたりの兄妹

★ギルバート・ブレイク

サスペンスなんとか(お父さん役)

フェイク・・・サル・パチーノがどうでもいいのだけど・・・またイメージひっくり返されそう。ハードっぽいのは逃げた、いえ、苦手。

ネバーランド(そろそろDVD発売のはず)

 

ああ、くやしい、まだ全部暗記してはいえない。

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ちなみに他にあるDVD:ブラジル、ハリーポッターシリーズ(^_^;)、スパイダーマン(なんでやねん)、未だに全部見ていないムーラン・ルージュ買ったのは私じゃない、納得のシカゴ(編曲担当エルフマン!)、2001年宇宙の旅、東京物語(小津安二郎)、

タイタニック(1ユーロ50だったから。でもあってよかった。)、この値段で同じく101匹ワンちゃん、なんでやねん

サルの惑星、スターヲーズnanndeyanenn, 第5の素材(邦題?)、火星へのミッション、スターゲートTVnanndeyanennスターとレック・・・スタートレック、世界一周80日間の旅(ジャッキー・チェーン・・・何でやねん)、オーシャンズイレブン&12、ピーターパン(???

ジャック・タチのビデオ・・・ヘアー(ミュージカル!!!!!!!!)、オロンド先生、リトルダンサー(ア、人並み)、

ドールズ(北野武・・・買ったのは私じゃない。つらくて見られないわい)

ガッド・エルマレ、ミッシャル・レーブ(フランスのコミック。ライブ) シュシュ、ディディエ、ラ・ブーズ、アステリックスとクレオパトラ(以上フレンチ)

Merci .Dr.Rey!(自分がチラッと出たから)

 

どういう傾向なのでしょうか・・・映画館へ足を運びもしない我が家にDVDを見る器械をプレゼントされたので、

どうも次から次へとなんだかんだ溜まりました。

私はジョニー・デップ作品Merci .Dr.Rey!しか買ってないぞ!

 

ジョニー・デップ作品以外でいずれ買いたいのは、エヴィータ(マドンナでもええわい)、

ジーザス・クライスト・スーパースター

(勤務先の高校の予算でビデオを買ってもらいましたが生き延びているのでしょうか・・・)

キャッツのライブ

・・・ミュージカルばかりですな。

サウンドオブミュージックも安かったら買うかも・・・

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1.ラスベガスをやっつけろ!

これは誰だ!?本当にジョニー・デップなの?

これが第一印象。だって、写真を見てもだれだかわからない。原語にしても、彼の声が聞こえないのだもの。「ウォンカ工場長」の声が・・・・

ジョニー・デップ入門には、選んだDVDが悪かった?とは思ったものの・・・中身のとおり、麻薬のような魅力が漂って、繰り返し見ずにはいられなくなってしまいました。シナリオは、実際のルポから来ていて、書いた本人も健在どころか、書いた本人がジョニー・デップに「俺の役をやってみないか」と声をかけたのだそうです。だから、ジョニー・デップは、はげ頭の役だし、声も真似ていたのだそうです。それにしても、他人かと思う、その声・・・もちろん、他人かと思うその演技・・・あの、手。あの、ヤク漬け具合、酔っ払い具合。

 

音楽は、その時代の曲。サウンドオブミュージックの「私のお気に入り」(無伴奏)に始まって、いかにもラスベガスのスペクタクル、ってな当時の曲、フォークソング、パンク、既製の曲ばかりのようですが、その曲を聞くのが楽しみで楽しみで、何度も何度もかけました。中には日本人のミュージシャン布袋さんが参加していることが分かりました。おお!

 

2.ショコラ

これは誰だ!? また声が違うではないか!

そりゃあ、かっこいいです。でも、この人はかっこいいのが当たり前・・・かっこいい顔で出てきても、おもしろくないんだよね。採録は英語、仏蘭西の女優ビノシュや、子役がバイリンガルでがんばってますが、話はフレンチ? こじんまりとした? 普通の映画かな? という感じで、大きなインパクトはありませんでした。ジョニー・デップの出番も少ないような気がしていましたが、要は、話しているシーンがみつからなかったのと、それが少ない・・・だけでした。またここでも、虫を食べています。

 

3.ドンファン

田舎のスーパーで買った。慌てて買ったから、仏語吹きかえはあるが、仏語の字幕がない!しまった・・・10ユーロじゃ仕方ないか。野菜と一緒に買ったんだし。

ああ、かっこいいねえ。かっこよくても、こういうかっこよさなら、いい。つまり普通じゃないのだ。この現代に、ゾロのようなマントを背負った恰好だものねえ。自殺をとめられ、精神病扱いされて、とりあえず入院する。でもね、ドンファンの行っていることは本当。希望して担当医となった医者も、彼の話に魅せられてしまうどころか、「何が事実なのか」と、疑問に思ってしまうのだ。ドンファンのように、男性が女性をあいしてくれたらいいなあ。「女性は愛される為の存在」ってね。ナマリのある英語の設定ですが、ぼそぼそしたタイプの声が聞けて、少し落ち着きました、

 

ドン・ジョヴァンニというモーツァルトのオペラがありますが、ここではいやな奴で、最後にはバツが下って死んでしまう。ドンファンはたぶんスペイン語、フランスではドン・ジュオン、イタリア語でドン・ジョヴァンニ。同じ意味。映画「ドンファン」の原作がどんなものか読んでいませんが、こうなると「ドン・ジョヴァンニ」とは、まるで別人です。

 

精神科医は、ドンファンの親戚をみつける。いかにも「あの母子はおかしくて、ずうっと会っちゃあいないよ」と真実を語ったかのように見えたが、実際に母親を見つけ出すと、ドンファンの言うことが、正しい彼の真実の歴史なのでした。すごいおとぎばなしだけど。そして、彼を退院させるか、薬の投与を本格的にするかの別れ際の診断の日。ドンファンは、その「親戚」から聞いたという話を、いかにも本当にあったかのように、すらすら述べ、退院を認められる・・・その日の彼は、ジーンズにTシャツ、全く普通の若者。明朗である。

 

エロス島で彼女に再会するドンファン・・・退職を迎えた、かの精神科医も、妻との愛をまた暖める・・・

 

 

4.カリブの海賊

ジョニー・デップの話をすると、必ず、たいていみな見てるのが、この映画、そしてシザーマンでした。

まったく出遅れたったらありゃしない。2枚組みを見たとき、とっても高かったのですが、それよりお得に、偶然3枚組みをみつけちゃった。

 

かっこいい、そしてまた、誰よ、この声は!これも、またあなた様なんですか!でも、加藤茶さんを連想してしまうの。いつも肌の色も気になるのだけれど、ドンファンと同じく少し褐色かかったこの肌が、彼の自然の色なのか? (日焼けしているのか?) 写真を見たら、基本的に私の好みとしてはオーランド・ブルームに目が行ってしまうんです。ラスベガスと同じく、ジョニー・デップと知らずにポスターを見ていたら

「なに、こいつ・・・いやだなあ」という顔の写真だからだ。今では気に入ってますが・・・

 

写真というものは一瞬だけをとらえているので、表情の豊かなジョニー・デップのような俳優の場合、百面相になってしまう。いつもだまされる。だから映画写真集で、購入するDVDの見当をつけたのだが・・・そのときは、ランクは下のほうでした、カリブの海賊。「急がなくていいよ」と。たしかに急がなくてもよかったけれど、最後でなくてもよかったから、まあいい。登場するときのシルエットが、ヨーロッパの彫像のようで、ほれぼれします。

意外と腰がしっかりなさってらっしゃる・・・ううん、この映画の感想は、漠然としてしまいます。あの時代のああいう女の子はかっこいい。!

ああいうジャックのような人間は、いい。シンプルで「良い、悪い」がはっきりしている。

parreyの語源は仏蘭西ゴでな・・・」と、えんえんマヨネーズの話しになっていくのがカットされたシーン。その直前に、パーレーが口から出てこず、パセリとかいってみたりしているのは、ラスベガスにもあった手法。今日に至る「源」をあちこちでみられるのが楽しい。結局は自分も不死身になってしまうのが悲しかったね。

ブラジルの主役がエリザベートの、お父さん役。

 

.フロム・ヘル

これも、ほぼ予定外ではやくやってきた。怖そうなんだもん。怖いのきらい。

でも美しかった。イギリスの役者がそろっている中に、えらいアメリカーンな相手役(ヒーザー)というのがちょっと気になったけど。赤毛なら、彼女もかわいいから、いいのです。はじめてジョニー・デップの死に顔を見ました。

「頼りない役が似合う」と、誰かが書いていましたが、まさしくそのとおりです。(結果的に、ここでは頼りになるのですが)警部という役目でありながら、ヤクにはまっている。当時は、今のようなヤク害がわかっていなかったらしいとはいえ、浮いているシチュエーションにはかわりないことでしょう。

映画の構築が、ものすごくしっかりしているのだなあ、と実感しました。映画に興味がなかった年月が長かったので、発見のしがいがあります。

脇役についているのが、ハリーポッターシリーズでも重要なアグリードを演じている人。こんな風に、見た俳優を他の映画で発見するのも、映画の楽しみのようですね。文無しの死人には、硬貨を持たせる習慣がある、と、警部は無残に殺された娼婦のまぶたを閉じ、硬貨をおきます。

 

夢から覚める各瞬間のジョニー・デップも素敵です。そうそう。切り裂きジャックを演じているのは・・・ブラジルに出てくる、上役の人。

かつての上下階級を浮き出しにするのも目的だったそうです。でも、今でも似たようなところはあると思うヨーロッパ。

しあわせな時はないまま、映画は終わります。王宮にとっての不始末のための連続殺人か、はたまた、それを通り越した狂気なのか・・・・

ヤクをやっているうちに死んだ警部の片手に握られていた二つの硬貨・・・そっと、目の上にのせられるふたつの硬貨には、女王の姿が見えます。

 

6.ブロウ

ジョニー・デップじゃなくてもよかったかな、と思ったけれど、最後にやっぱり・・・・

まだあまり良く見ていません。若い時から、お父さん役までのジョニー・デップが見られます。おかねおかねでけんかになる家に育った彼は、大人になってから麻薬商売にせいをだすことになります。ムショ入りを繰り返すが、ついに家庭をもち、危険な商売からも足を洗って、子供ともうまくいっていたかのようなのに・・・・・・別れた妻ともなんとか会話をとりもどし、娘の信頼も取り戻した頃、かつての仲間に告発され、またもや刑務所へ戻る彼。「今日、パパと遠くへ行くから、待ち合わせ、必ず約束は守るから」と待っていたのに、またもひとりぼっちで取り残され、裏切られた娘。

 

刑務所で何年もたったころ、大人になった娘が、とうとう会いに来た・・・と思いきや・・・

 

主人公になった彼は実在の人物で、2015年まで刑を宣告されているそうです。何故ジョニー・デップが・・・と思いましたが、最後に本人の写真をみたとき、彼でよかったのだ、と思いました。責任のある役です。

 

なぜ、うまくいきたい、うまく生きたい、と思っていても、人は不器用なのだろう。

 

 

7.エド・ウッド

いたいた、予想通り!!

はやく欲しかったDVDでした。写真を二つ見ただけで、これなら大丈夫、と思っていたのです。表情も、声も、私の待っていたジョニー・デップでした。かっこいい役より、こういう役のほうが好きなのです。またまた「頼りない役」なのかもしれません。でも、こんなに純粋に何かに熱中してしまうマイペースな人、ふだん、いるんでしょうか。しかも、実話です。同時にこれは、友情物語。老俳優ベラへの愛情、彼との友情の物語でもあります。こんな人が好きです。

 

かっこいいジョニーから、すさまじい笑い顔、そして女装のジョニーまで、豊富です。

 

気になる表情の「手」も、あります。これは、ふたりの兄妹に、期待

 

ティム・バートン監督&ジョニー・デップ作品では、音楽はダニエル・エルフマンが担当ですが、ここではちがいます。テルミンが出てくる、本気で時代を感じさせる、パーカッションたっぷりの音楽です。音楽を聴きたいがためにかけるDVDのひとつです。全ての俳優が素敵です。

 

8.スリーピー・ホロー

これも、はやく見たかったのだ!!!

ポスターは、だめです。クリスティーナ・リッチとともに、誰これ?という顔でうつっています。でも、早目に見たかったのは、もうひとつの写真のせいです。へんてこりんなメガネらしきものをかけ、何かを一心に見ている写真の唇が、微妙にゆがんでまして、それが気になったのです。“怖がりの警部”という設定だと書いてあったので、その時点で、大丈夫だろう、と思っていました。全くそのとおりでした。常に高めの声、ウォンカ工場長ほどではないにしろ、ひゃあ、という間の抜けた声は、納得がいく、ジョニー・デップです。でも、怖がりを見せずに立ち向かっていくところが、頼りがいがあるんだかないんだか、いい役どころ。子役もよかったです。

 

ティム・バートン監督、ダニエル・エルフマン音楽です。ここに、クリストファー・リーが一緒になることもあります。いつも気がつきませんが・・・出てました。

 

クリスティーナは、「ラスベガス」ではいかにも未成年、という女の子役。ここでは、少女だけれど、なんとも落ち着いているような?

 

ティム・バートン監督作品を見てくると、ジョニー・デップが出てくるときの作り方、見たいなものを感じます。だって、サルの惑星とかスパイダーマンはちょっと・・・それは色について。対比がたいへんきれいなのです。回想シーンもよくあります。色についてはほかでまとめて見ます。

 

フロムヘルより、とほど血みどろじゃあないか!怖いじゃないか!と思いましたが・・・やはりファンタジー作品です。

 

9.コープスブライド(映画)

番外、ここで映画が復活。

ティム・バートン監督、ダニエル・エルフマン音楽の、“ストップ・アニメーション”だそうです。ジョニー・デップは、声優として。クリストファー・リーが一緒でしたが、やはり最後まで気がつきませんで・・・

 

色がとてもとてもきれい。対比です。

 

音楽はもうパターンがわかってきて、最初の2音くらいから、くすり、とわらってしまうほど、エルフマンでした。でも、きれいなのですね。

気の弱そうなおぼっちゃまヴィクトールが、ヴィクトリアと結婚する羽目になる。家のためなので気乗りしていなかった両人だが、その気になり・・・ところが、ヴィクトールが、結婚の誓いの言葉をいつまでたっても言えない!ああ、頼りない・・・言えるようになるまで結婚式は待つ!と怒鳴られ・・・夜の森で熱心に誓いの言葉を練習していると、ついに、すらすらと! そして指輪を、指代わりの木の枝に順調に差し込むと・・・・。ああ、その木の枝は、死んだエミリーの薬指だったのです。結婚の誓いは成立してしまったのです・・・

 

頼りない度:結構高い役・・・言葉は少なくとも、ジョニー・デップの声・・・ヴィクトールの声があります。(思ったほどは怖がりではなかった)

見に行ったのか、音楽を聴きにに行ったのかわからないほど、ミュージカルのような映画でした。クラシカルな音楽も、全然違うジャンルの曲もこなしてしまうエルフマンです。

 

10.シザーマン

遅くなりまして! でも、年内に見ることができました!!!

ティム・バートン監督、ダニエル・エルフマン音楽&ジョニー・デップの最初の作品です。クリストファー・リー・・・は、出ていませんよネ?

 

やはり、色色色・・・・の世界。

 

ジョニー・デップは、本人の顔がまるで分からず、ファンでも気がつかなかった人もいるそうです。声をきくとわかります。ここにもまた、自分のやれることには熱心だが、人との距離がうまくとれない人物像が出てきます。といっても、彼は人ではない・・・人造人間。手をプレゼントされるときに、発明者が死んでしまい、手が大きなハサミのまま、ひとりぼっちになってしまったのです。偶然に町へ住み込むことになりますが、ここにすさまじき「村意識」が彷彿と。近所のうわさなしでは過ごせない、田舎なのです。住まわせてくれた人は親切、でも、まわりの勝手な人々に振り回されるシザーマン。昔物語の形で始まり、終わります。ちょっぴりタイタニックを思ってしまったけど、よくあるパターンでしょうね。

 

色は豊富でも、なんだか何かが足りない新興住宅地のような町に、シザーマンが切り込む植木が、息吹きを与えます。白黒の人物像が、町にさらに色を与えるのです。

 

かたすみにひそんでいたシザーマンが、ときに、にこりと笑うのです。素敵な笑顔です。捨てられていた子供が、微笑を取り戻すのに似ている。でも、敏感、過敏な彼は、小さなことで怯え、かたくなになります。とてもとても、不器用なのです。自分にできること以外は。

 

9.ギルバート・グレイプ

 

まだ見てナイッ。というのは、アメリカでみつけてもらったがためにゾーン違いで見られない!

最初の笑顔はみられるのに、そこでパソコンもフリーズしたまま・・・仏語発音ではジルベールになってしまうのが悲しい。

これだとちょっと古臭い名前なのさ。

 

 

 

とりあえず、このページはこれにておしまい。続きは・・・・

2005年10月31日

 

 

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