メッセージ2 |
突然ですが
飛躍します。怒られてもいいです。
薬のせい、治療のせい、年齢のせいで、子供をあきらめられる方、養子ということは考えられたことがありませんか?
お隣中国には、一人っ子政策のため捨てられた子どもが多くいます。
孤児院で、引き取り手を待っています。中国ではなく、外国から、親がやってきます。
お金はかかります、時間もかかるでしょう。
日本との間では、法律として簡単にことが運ぶかどうかは、わかりません。
でも、どうしても家族が欲しい、子供をもちたいと思い続けた各国の人々は、時間をかけて書類を用意し、遠くから旅をし、3人あるいは4人家族となって、国へ帰っていきます。
私の義姉は、30歳前半で子供が欲しくなってから1年間できず、あわてていました。
その年の彼ら夫婦の中国旅行は、いざというときのための、孤児院の見学をもかねていました。
新しい家族とともに国へ帰った夫婦が、ツアーの仲間に何組かあったのだそうです。
できなかったら、本気で養子を探すと言っていました。費用も下調べしていました。
フランスでは、アジア人の顔のこどもを連れた親御さんが楽しそうに散歩しています。
歌手デビューした韓国出身の男性もいました。
仕事で、おなじく韓国から来た女性にも、会ったことがあります。
みな、本人がけろりとして、私は養子なんだ、というのです。
子供が欲しい、というのは、血を保つ為だけでしょうか?
「彼の子」「自分の血が入った子」だけが目的でしょうか?
私は「我々の子」に興味があり、妊娠した体にも、自分にも興味がありました。
ですから、もし、前から薬を使っていたら、子供をあきらめていた可能性はもちろんあります。
それにしても、子供は、簡単にできるものではない。できないかもしれない。
「もし出来なかったら」・・・・・・
「もしできなかったら養子でもいいじゃないか!!!」と本気で思っていましたが、フランスでの養子縁組は、準備に呆然とする年月がかかるのです。(5年とか言う単位です)
養子をもらうときに、あまり年を取りすぎていてもいけないから、そろそろ作ってみた方がいいんじゃないか・・・・そんな、ややこやしい動機もあったのです。
本気で子供を欲しい、と思うまでに時間をかけ、結果として、35歳前の出産、特別ではない出産年齢でした。
しかし、数ヶ月の「失敗」に、私も焦りました。切ない気持ちでした。
でも家族を増やすのが楽しみだったら?
家族をもちたい、親になりたい、相手に親になって欲しいのだったら?
法律的、金銭的に無理がないのなら、
こんな道もあるのだ、と思います。
日本では、えらく簡単に養子縁組ができるようです。
同時に、養子への偏見があるのではないかと思います。
親も、子供に言うかどうか、いつ言うか「告白するか」たいへん悩むようです。
うわさをする人々もいます。
しかし、うわさをする人が親になるのでしょうか、
うわさをされる人が、親になるのですよね?
でも、うわさをする人は、子どもを養いませんよね?
あくまでも他人ですよね?
フランスに来たら、アメリカで知り合った先生が、ぐうぜんに近所に住んでいました。
子供が生まれて久しぶりに立ち寄ったら、あら!彼女もお母さんになっていました。
アメリカからやってきた養子。育てのママと一緒に、毎年、生みのお母さんにも会いに行くようです。
頭を抱え込まなくても、養子は養子、あなたを大切に育てている、と
さらりといえる関係も可能なのです。
親のない子はたくさんいます。世界中に。
孤児院で育つより、両親を持って、愛されて育つ子供のほうが幸せなのではありませんか?