ACJ (これがフランスでの病名:若年性リウマチ)
Arthrite 関節痛 関節の炎症・Cronique 続く 長期間・Juvénul 若い16歳以前の発症
大変痛みが強く、体に障害を残す可能性がある。日常生活が難しくなる、不可能になる。
フランスには約5000人患者がいる。早い年齢で突然発病し、女子に多い。理由はまだわからない
主に3つのタイプに分類
●La forme systémique(スティル病)
20パーセント。幼い子供に良く見られる。特徴は、最初大変高い高熱が出る、
une éruption, parfois une péricardite(未訳m(__)m)
関節がはげしく破壊され、その後に影響が出るケースももある。
別資料:4才以下発症。10年後に半数は治り、半数は病気が発展する。
日本の資料:全身型・スティル型 発熱、リウマチ疹、男女ともに2歳前後、または10歳前後にピークを向かえ、うち半数が成人の関節リウマチに移行
●La forme polyarticulaire
30パーセント、もう少し年の高い女子に多く、複数の関節に関与する。(別資料によると、4以上)
日本の資料:多関節炎症 10歳以上の女児に多い。関節リウマチに移行
●La forme oligoarticulaire 50パーセント。関節数は少ない。小さい女の子に多し、目に影響が出るリスクが大きい。
別資料によると、4つまでの関節で、左右対称、股関節、ひざといった、大きい関節に出る。
日本の資料:小関節炎型 3才以下の女児におこりやすく、10歳以上の男児に発症することもある。
1つの関節で大きく延焼することが多い。虹彩炎という目の症状を招くこともある。なお、比較的欧米に多く日本では少ない。
他にLes autres formes
avoisinantes sont: les
lupus érythémateux disséminés,
les spondylartropathies et le rhumatisme
articulaire aigu. (未訳、すみません)
なお、タイプにより、使用する薬は違ってきます。ステロイドを避ける治療もあるようです。おそらく、骨への影響を避けるためでしょう。大人でも、骨粗相症をまねく原因となります。またサイトがみつかりましたら、書きます。
●若年性リウマチの問題のひとつに、背が小さいことがある。こどもが小さいとき、それはあまり注目されていない。しかし、どんなに小さい子供でも、これにはいち早く気をつけなければならない。食の内容を改良すること、変形を避けること、ステロイドをできるだけ少なくすること。成長期に、病気の影響を出来るだけ減らすのである。成長カーブは、病気の進行にともない、医師が注視するべきことである。
とくに、成人のサイズに近寄らない成長カーブの異常があったら、手を打つ必要がある。(医師によるまとめ)
注:成長カーブというのは、学校の保健か、家庭科ででてくるのではなかったかしら。子供が生まれると、若いお母さんは、一生懸命に見ていたりします。成長の平均値内にはいっているかどうか、というグラフです。極端に外れている場合、心配する必要が出てきます。
●どのタイプにしろ、食事療法に気をつけることが大事である。
痛みがひどいときや、拒食症の場合は、もちろん難しい。しかし、食欲がなく、子供でも大人でも食べさせるのが難しくても、これはなおざりにしてはいけない。少しずつ何回も分けて食べるなど、工夫する。
栄養不足は、成長期のみならず、子供の基礎体力に影響する。全体のカロリーのほか、たんぱく質、カルシウムが足りない。
ヴィタミンまたはミネラルを増加することは、子供の基本的な健康が不足のときにはよろしい。
薬は抗炎症剤、ステロイド。非ステロイド系など。リハビリ・装具は大切である。ステロイド注入も、場合によっては手術の可能性もある。
つまりは、良質のたんぱく質をとり、カルシウムを充分取る必要があるのですね。
これは、オトナでも同じようですね。
フランスでのこの病気の研究について
子供の病気が対象というのは、研究が難しいジャンルである。さまざまな要因が絡んでくるからである。
まずは、病気によくあった薬、体によくあう副作用の少ない薬をみつけることが大事である。原因の追究、薬、病気の将来への影響。
もちろん研究はすすんでいるが、難題であり、費用のかかることである。フランスでは1989年にリウマチ協会ができ、費用調達に力を傾けている。(あいあいは、途中放棄した会員です。また入りましょう・・・)
公共でも、政府他(Ministère de la Recherche, INSERM, CNRS, ...)などの機関が研究を続けている。
さいごに、
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r011/r011_038.htm
直接に日本での資料ではありませんし、少し古めですが、興味あるものです。
http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rm120/kouza/jra.html
リウマチ情報センター
大変詳しく書かれています。少し以前のものですが、今のところ見つけたうちでは一番詳しいようです。
070206
関節リウマチHP http://montaiai.web.fc2.com/index.htm
雑歌屋 http://zakkayamusic.web.fc2.com/