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関節リウマチ 100の質問と答え 治療・薬編

 

Q 14「抗リウマチ剤を早期に使うことは大事なのですか?」

Q 15「どんな治療をしますか」

Q 16「どんな目的で薬を使用するのですか」

Q 17「痛み止めに、どんな薬がありますか」

Q 18「医者の診察前、薬がないとき、どんな薬をリスクなしでとっていいのでしょうか?」

Q 19「リウマチのとき、アスピリンは、いつ、どれほどの量をとっていいのでしょう」

Q 20「ステロイドのほかには、どんな抗炎症剤を使うのですか

Q 21「非ストロイド剤で痛みが収まるが、胃が持たない場合、どうしたらいいのですか」

Q 22「ジェネリックの薬をどう思いますか」

Q 23「ステロイド治療の目的は何ですか」

Q 24「ステロイドはどのように取るのですか」

Q 25「何時にステロイドを取ると良いのでしょう」

Q 26「ステロイドのリスクは何ですか」

Q 27「ステロイドの欠点を避けるには、どうしたらよいのでしょうか」

Q 28「自分で勝手にステロイドの調節をしても良いのでしょうか」

Q 29「症状がひどくなっている場合、どのようにステロイドを増やしたらよいのですか」

Q 30「どのように、ステロイド使用量の合計を知ることができますか」

 

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Q16「どんな目的で薬を使用するのですか」

目的はひとつではなく、3つあります。

1.痛みを抑える

2.炎症を抑える(抗炎症剤)

3.病気の進行にブレーキをかける、または進行をできるだけ遅らせる(抗リウマチ剤)

 

抗リウマチ剤 (目的3)と、症状を抑える(目的1及び2)は、別にして考えます。これらの薬についてよく知り、特に、「痛み止め」「抗炎症剤」「抗リウマチ剤」の区別をすることは、大切です。

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Q 23「ステロイド治療の目的は何ですか」

質問16で述べた3つの目的で見れば、ステロイドには、3つのうちふたつの効果があります。

・素早く効く痛み止めである

・炎症を抑える、抗炎症剤である。

・最近の報告によると、毎日「少量」を定期的に2年間取り続けたケースでは、骨や軟骨の変化を避ける、或いは遅らせることができるとわかっている。

 

最後の項は大切なことですが、1と2の効果を期待する場合もあります。つまり、痛みと炎症が酷い場合(または痛みのみ、か、炎症のみ)に使用し、症状が治まったら使用を止めることもあります。

または、逆に、痛みが減っても、常に少量のステロイドを飲んでいたほうが良い場合もあります。この場合、ステロイドも「抗リウマチ剤」として考えることができます。

医師によっては、早期に痛みが少なくても、腫れがあればステロイドを導入する場合もあります。(痛みのない腫れ、と/または、病気による腫れ)

 

 

Q26「ステロイドのリスクは何ですか」

ステロイドの合計の使用量、質によります。また、個人による微妙なちがいがあります。すなわち、ある患者は大量のステロイドでも平気で問題がないが、一方では、少量でも副作用が現れる患者もある、ということです。これらの副作用は、予想できるものであり、副作用を減らす可能性もあります。

Capillaire髪が弱くなる(?)

・顔が膨らむ

・筋肉が弱まる(“溶ける“)

・高血圧

 

・長期に見た場合の、骨の弱まり

 

 

よく思い違いされていますが、非ステロイド剤と違い、ステロイドは、胃への悪影響はありません。注:とは言え、ステロイド性胃潰瘍と呼ばれる症状もあります、念の為。

ステロイドはもともと、誰もが体の中で製造しているホルモンです。長期にわたって、薬としてストロイドをとっていると、からだの自然な製造にブレーキをかけることにもなります。というわけで、ここに、ステロイドの自然製造ができなくなる病気のリスクがあります。この状態は、手術やaffectionストレスがきっかけでなったり、特に、この薬の突然の中止のとき、現れます。すぐに治療しないと重大なことになります。

 

アドバイス

・ストロイドは突然中止してはいけません。特別な問題があったら、医者と摂取量の調節を話し合いましょう。

・ステロイドの2次的作用は、治療の結果として現れるわけではなく、数週間、数か月、数年の使用後に現れることがあります。

 

 

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